スタートトゥデイ
2017年8月20日、「ぼく愛」に、恋愛工学に出会った。
元々理系で理論めいたモノが大好きだった俺は、以前にLINE大〇命を購入してみたり、色々な体験談をとにかく漁ってみたり、その体験談に興奮して自慰にふけってみたり。
そんなさなかに見つけた
恋愛工学 の4文字。
きたこれ!これこそ俺が探していたものじゃないか!
それからというもの、偉大な先人たちのツイッター・ブログを閲覧。美容に対する意識の向上。オナ禁。とにかく様々なところにポジションを取った。
・・・ちなみに結果は出ていないが。
いや、正しくは打席にも立ってない。それは少し後に出てくるのでここでは割愛。
とにかく。ブログを始めようと思ったきっかけを忘れないように、ここに記す。
心が折れそうになったとき、奮い立たせる用の自分語りだ。
3月26日。免許更新センターでの出来事。
並んだ列の前に、Aクラス女子。伊東美咲を更にかわいくした感じ。
おいおい、これはこれは。
や る し か ね え
しかし。ソロで声掛けしたことは一度もない。
というか、ストリートでもステルスでもない。
そう、何を隠そう俺はナンパ童貞だった。
街コンで無双している自己満足野郎。
「ストナンなんて時が来ればできるし」
などとタカをくくっていた。時がきていないだけさ、と言い聞かせていたのかもしれない。
口だけは達者で行動できない。『量産型非モテ』そのものなのだ。
いつまでたっても話しかけられない。
そのまま離れてしまった。「次に会ったら話しかけるさ、さっきはタイミングがなかったから」
その後、再接近。「よし、いこう。普通に話しかければいいんだ」
「あれ・・・?なんて話しかければいいんだ・・・?」
「あ・・・遠ざかってしまう・・・」
「ダメだ・・・話しかけられねえ・・・」
いつでも話しかけられると思っていた自分の自信が打ち砕かれた瞬間だった。
結局俺は恋愛工学から何を学んだんだ。
大量のインプットは全て無駄だったのか。
悔しい・・・悔しい・・・
だが
そ れ で い い
終わってたまるか。これ以上いい女を逃がしてたまるか。
できることは全てしてやる。非モテな人生はもうたくさんなんだ。
変わるんだ。今日をそのまま終わらせるわけにはいかない。
今シーズン、マリナーズに凱旋したイチローは、4000本安打の会見時に言った。
「こういうときに思うのは、別にいい結果を生んできたことを誇れる自分ではない。誇れることがあるとすると、4000のヒットを打つには、僕の数字で言うと、8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかと思いますね」
俺はまだ、打席にすらまともに立っていなかった。
もう遅い、なんてことはない。
環境は言い訳にしない。今日この瞬間から、俺は失敗を重ねるだろう。
ただ、絶対に逃げない。しっかりと向き合う。
失敗したって死ぬわけじゃないんだ。
ホームランアーチストになれるかは才能が決める。
バッティングにおいて、「遠くに飛ばす力」は生まれつき大体決まっているからだ。
それはいうならば日本刀製作における玉鋼の大きさ。
では、玉鋼の小さな選手、遠くに飛ばせない選手はどう指導していたか?
答えは
小さくても切っ先を鋭く鍛え上げる
だ。
長打は打てなくても、速いストレートにも、ゆるいカーブにも対応できる、
「最強の包丁」
にするのだ。
モテ度も多分理屈は同じだと思う。
足が速ければ、背が高ければ、顔がかっこよければ
それを悔やんでも仕方ない。玉鋼は生まれつき決まっている。
刀になれなくていい。
世界一切れる包丁になろう。